わたしへ 寛子より 1日目
自分を知るために他の人がいるから
生きてるだけでお互い役に立ってるね。
だから何もいらないね。
自分のためだけに生きることが
最も他人のために生きることだね。
自分に優しく大切にしたら
世界も優しくなるんだね。
すぐに忘れちゃうから
何度も何度も自分のぜんぶに◯をする
2017年9月18日 寛子の日記
下北沢の漫画喫茶に宿泊
【ステキな友情】
なぜか品川駅に行こうと思った。品川駅のお花屋さんがキレイだったので、花屋さんの前にいた男性に声をかけ写真を撮ってもらった。わたしは「今夜泊めてください」と書いたキャンバスを持っていた。それを見て「本気ですか?!何かの企画ですか?!」と聞かれたので、事情を話したら一緒に飲むことになりご馳走していただいた。5人の男性と1人の女性の6人グループ。5人の男性は1年ぶりに再会する滋賀県出身。元アメフト部の同級生。20代後半。女性はそのうちの一人の男性の彼女で、今日同級生たちと初対面とのことで紹介されていた。5人が花屋さんにいたのは、彼女に贈る花を購入するためだった。それぞれが彼女に贈るミニギフトを選んで渡していて、彼女を歓迎するキモチをカッコつけるわけでもなく、ふっつうに表現する彼らを見て、本当にステキで感激しちゃうなーと思った!友達が大切にしてる人を大切にする、こんなメンズ増えてほしい!明るくて色白で笑顔が可愛い彼女は、とっても嬉しそうに付き合い始めて3ヶ月のキュンキュンエピソードを話していた(可愛い!)。爽やかなカップルにハッピーなキモチになった。男性たちは、仲が良くてお互いを信頼してることが伝わってくる。今仕事は何をしてるとか、悩みなどを話すというより、ただ楽しく飲むそうだ。そうゆう友情が最高だなと思った。
【自分を笑う】
企画の経緯を説明して(全然上手くできなかったけど)興味を持ってくれたGさんとYさんにイベントのHPを見せ2軒目へ行った。お金も宿泊先もないわたしをどうしたものかと二人で話し合っていた。Gさんは新婚さん。泊めるのは無理。翌日5:00に上司とシンガポール出張。「シンガポールに一緒に行きたい!」と言った。言うのは自由だ。Yさんは彼女なし一人暮らし。Yさんは、はじめは泊めてもいいと言ってくれていたけれど、企画サイトに写真など投稿されたりして自分の仕事に差し支えがあるかもと懸念し始めた(なので写真撮影はしなかった)。表情が深刻になってきて不安が伺えた。人助けや善いことに見えることでも、不安や恐れ、罪悪感などから行動しちゃダメだと思う(自然にしたいと思ってしないと、自分の選択の責任を他人のせいにしてしまう)検討してくれたことに感謝しながらYさんが乗った終電を見送った。その後、Gさんと品川から下北沢のBarへ。Gさんは建築環境デザインをしていて、言葉を丁寧に選んで真っ直ぐ話す。瞳に力がある。アメフト部のキャプテンらしく責任感がある人だ。Gさんが見たい世界は”大切な家族(をしっかり守ってるから安心してる)笑顔の写真”と語ってくれた。人を守るものは、衣服の次に住居だと思ったから建築を学んだそうだ。Gさんは本当にそれを実現している人だと思う。わたしは何を失っても、自分を笑える自分でいるなら最高だなと思う。
【Barのママの優しさ】
Gさんに連れられて、お洒落なカウンターBarにきた。白いTシャツが似合うサバサバしたママのMさんが企画の話を聞いて「Gさんを困らせてる!困ってる時に助けてもらうのは、以前からの知り合いよ。信頼や恩があるから、助けたいと思うのよ。自分でできることは努力して、できないことを頼るのよ。Gさん先に帰りなさい!」Gさんは帰った。ママは「企画でやってるなんて、もし、何かあったらどうするの?!企画が面白くなった方が良いんでしょうけど誰も責任取れないでしょ?!そんな企画笑えない!大人なんだから、身の安全はしっかり守って!出逢った人が変な人だったらどうするの?!女の力じゃどうにもならないでしょ。自分を大切にしなさいよ!こうして少しでも知り合った人が、次の日に死体で見つかったなんてニュース聞きたくないわよ!わたしは泊めることはできない!駅の方なら明るいから!暗い道を歩かないでね!これ持ってって!普通に会いたかったわ!」ママは真剣に怒ってくれた。泣けた。彼女の優しさを感じた。彼女は彼女自身に優しいんだ。わたしに烏龍茶を手渡して、握手した。彼女の言葉はスッキリして嘘がない。わたしは信頼は時間じゃなくて、その人自身の言っていることに嘘がないことだと思う。この人好きだなと思った。彼女の後ろに明るい青空とふわふわの白い雲と天使の光が見えた気がして、それを伝えたら、ママは照れていた。可愛い人だ。その後、わたしは下北沢の駅周辺を重いリュックを背負ってウロウロしたり座ったりして、初めて漫喫で眠った。疲れた。寒い。寝不足でフラフラする。普通に布団で眠れるって、すごい幸せだなぁと思った。
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